『AFP』は「アトレティコ・マドリーに所属しているベルギー代表GKティボー・クルトワについて、チェルシー戦への出場が可能と確認された」と報じた。
チャンピオンズリーグ準決勝の抽選によって、ローン元であるチェルシーとの対戦が決まったクルトワ。その契約条項にはチェルシーとの試合には出場できないという文が含まれており、欠場か、あるいは多額の金銭で契約を破棄する必要があると報じられていた。
しかし11日、欧州サッカー連盟(UEFA)はこの件について声明を発表。この契約条項自体がUEFAの規定に違反しているために無効となり、クルトワの出場については可能であると明言した。
ちなみに、クルトワは既にチェルシーが保有権を持っていた2012年に、欧州スーパーカップでローン元のクラブと対戦した経験がある。
この試合はコロンビア代表FWファルカオが大爆発したことで有名であり、アトレティコ・マドリーが4-1で勝利を収めている。なお、会場は後にファルカオが移籍するモナコの本拠地スタッド・ルイIIであった。
AFP
UEFA
「UEFAチャンピオンズリーグのレギュレーション、およびUEFAディシプリナリー・レギュレーションは明確な条件を含んでいる。
如何なる者であっても、働かせる、働かせないに関わらず、他のクラブの選手がピッチに入ることに影響を与えることを禁止する。如何なるクラブ間の随意契約においても、試合におけるクラブのピッチ上の道筋に影響を与えるものは、UEFAに関する限り無効で、強制することは出来ない」