4月29日から10日間の日程でヨーロッパを歴訪している安倍総理大臣。一か国目となるドイツではアンゲラ・メルケル首相と会談し、深刻化するウクライナ情勢などについて率直な意見を交わした。
その際に見られた一場面がこちら。
Prime Minister Shinzō Abe gave Chancellor Merkel a Nadeshiko Japan jersey as she is a great fan of the team
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— InsideWorldFootball (@insidewldftball)
April 30, 2014
「10 MERKEL」と入れられたユニフォームを贈る安倍首相。
日本代表のように見えるが、これは女子代表「なでしこジャパン」のユニフォーム。よく見ると背中の“結束の一本線"や袖口がピンクなのがわかる。
サッカーの盛んな欧州に合わせた贈り物と言えるかもしれないが、サッカー好きとして知られるメルケル首相、実は「なでしこジャパン」はお気に入りのチームの一つ。というのも、日本が優勝した2011年の女子W杯、その開催国がドイツで、あのアメリカとの決勝戦も生で観ていたのだ。
決勝当日は自身の誕生日だったこともあり、準々決勝でドイツが日本に敗れた際にはがっかりしたとのこと。ただ、決勝でアメリカを相手に劣勢の中で戦い抜き、見事栄冠を手にしたなでしこたちの姿に胸を打たれたようだ。
もちろん、日本代表のオフィシャルサプライヤーがドイツのadidasであることもこうした外交の一助になっていることは間違いない。