アトレティコ・マドリーのFW、ジエゴ・コスタがチェルシーと個人的な契約で合意したと英メディアが伝えている。
CLベスト4、リーガでも首位を走るアトレティコの中心選手として注目を浴びている、25歳のスペイン代表ストライカー。彼とアトレティコの契約には3200万ポンド(およそ54億円)の違約金が設定されているとのことだが、『Mirror』によると、彼自身も既に一週間あたり185,000ポンド(およそ3千万円)の契約でこの夏、ジョゼ・モウリーニョ監督のチームへ移籍する準備ができているという。
アトレティコのディエゴ・シメオネ監督も「彼の進路を我々が妨げることはできない」と認め、「チェルシーは一流のストライカーである彼のためにある。チェルシーは巨万の富を持ったチームだから、彼が余生をサッカーから離れて送りたいと思うのなら彼がチェルシーへ行くことに対して何の問題もない」と続けた。
同じく『Telegraph』なども移籍が近いことを伝えているが、一方で、アトレティコとチェルシーはCL準決勝での対戦が決まっており、イングランド勢の生き残りはチェルシーのみ。そういった点を加味すると、これらの報道は試合を前にしたメディアからの“援護射撃”という可能性もありそうである。