レアル・マドリーはスポルティング・リスボンの巨漢MF、ウィリアン・カルヴァーリョに目を付けているようだ。ポルトガルの『A Bola』はレアル・マドリーが週末にジウ・ヴィセンテと対戦したカルヴァーリョを視察するためスカウト陣を送り込んだと伝えている。
ポルトガル代表の未来を担うタレントとして注目されている、22歳のカルヴァーリョ。187cm、87kgの恵まれた体格を持つアンカータイプのボランチで、リーチの長さやフィジカルなどを生かし中盤のフィルター役として機能。今季ローンから復帰し、瞬く間に評価を高めると、昨年11月にはW杯予選プレーオフ、スウェーデンとの第2戦で途中出場して代表デビュー。重要な一戦でゲームをクローズする役割を全うした。
カルヴァーリョの代理人はレアル・マドリーと密接な関わりを持つことで知られるジョルジュ・メンデス氏。彼はクリスティアーノ・ロナウドやファビオ・コエントラォンといった選手も担当するポルトガルの大物代理人だ。
カルヴァーリョは昨年10月、スポルティングと2018年までの契約延長にサインしており、それにより4500万ユーロ(およそ63億円)の違約金が発生するが、マドリーとメンデス氏の繋がり、そしてカルヴァーリョの能力を考えれば目が離せない動きと言えるかもしれない。