UEFAチャンピオンズリーグ準決勝で実現するアトレティコ・マドリー対チェルシーの試合は、1人の男の話題で持ち切りである。

現在チェルシーからのローン移籍中で、アトレティコ・マドリーで絶対的守護神の座にまで上り詰めたGKティボー・クルトワである。

クルトワの移籍には、「古巣であるチェルシーとの対戦には出場できない」という条項が含まれていたが、先日UEFAがこの条項は無効だと正式に発表。40年ぶりのUCL準決勝の舞台に、ディエゴ・シメオネ監督は万全の状態で臨めるはずだった。

しかし、そんなアトレティコに新たな噂が浮上した。それは、このチェルシー戦でシメオネ監督はあえてクルトワを温存するのではないか、というものである。

英国『Mirror』によると、シメオネ監督はクルトワのローン期間の延長を最優先事項に掲げており、もしこの準決勝でクルトワがチェルシーを完封しチームを決勝に導けば、契約交渉に支障をきたす可能性が考えられるという。

そこでシメオネ監督は、UEFAから出場可能の通達が下りているにもかかわらず、あえてクルトワを温存することでローン期間の延長を目論むかもしれないと伝えられている。

クルトワは今シーズンがアトレティコで送る3期目のシーズン。チェルシーのモウリーニョ監督は以前より来夏でのクルトワの復帰を希望しており、今回の報道はそういった背景から推測されたもののようだ。

UEFAチャンピオンズリーグ準決勝1stレグ、アトレティコ・マドリー対チェルシーの一戦は、日本時間4月23日(水)午前3時45分よりキックオフ予定。


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