23日、リーガ・エスパニョーラ第29節でレアル・マドリーとバルセロナによる伝統のクラシコが行われ、試合は激しい点の取り合いの末、バルセロナが4-3で勝利。この結果、同日のベティス戦を2-0で制したアトレティコ・マドリーが首位に浮上し、同勝ち点で2位レアル、勝ち点1差で3位バルサと、3強が再び肉薄することとなった。
全世界注目の一戦は、6分のアンドレス・イニエスタのゴールで幕を開け、その後マドリーがカリム・ベンゼマの連続弾(19分、23分)により逆転。しかし、41分にリオネル・メッシが決めて追いつくという見事なシーソーゲームに。
そして、結果的にはメッシのハットトリックで決着したが、後半に生まれた3つのゴール(クリスティアーノ・ロナウド、メッシ×2)はいずれもPKによるものだった。それらを一つ一つ振り返ってみたい。
ロナウドの勝ち越し弾(54分、3-2)。ダニエウ・アウヴェスの残した足に引っかかってうまく倒れており、かかった位置もよく見るとエリアの外だろうか。
メッシの同点弾(64分、3-3)。抜け出したネイマールにセルヒオ・ラモスが後ろから手をかけ、ラモスはこのプレーで一発退場に。
メッシの逆転弾(83分、3-4)。シャビ・アロンソとカルバハルの間を抜けようとしたイニエスタが倒され、再びウンディアノ・マジェンコ主審の笛が鳴った。
後半は主審がやや目立ってしまったものの、バルセロナにとってはリーガ連覇に向けて大きな逆転勝利。一方のマドリーはこれで今季の上位対決、アトレティコ戦が1分1敗、バルサ戦が2敗となり、勝ち点で並んだ場合に一番不利な立場となってしまった。