3月12日、『Sky Sports』は「カーディフ・シティのサポーターグループは、チームカラー変更に抗議するデモを行うことを予定している」と報じた。
2010年にカーディフ・シティのオーナーとなったマレーシア人実業家のヴィンセント・タン氏は、「ブルーバーズ」との愛称を持っていたクラブのシンボルカラーを青から赤に、さらにエンブレムの鳥を龍に置き換えるなどの豪快な変更を行ったことで話題を集めた。
クラブはプレミアリーグに昇格を果たし結果を残したものの、伝統を破壊するようなオーナーの行為に抗議を続けている。
そして今回、3月22日に行われるリヴァプールとのホームゲームを前に、カーディフのサポーターグループはオーナーに抗議するためのデモ行進を行うことを発表した。
青いユニフォームやマフラーに身を包んだサポーターは、午後2時に近郊のアドミラル・ネピア・パブを出発してスタジアムまで行進し、正面玄関前でチャントを歌う計画となっている。
また、試合開始から19分27秒が経過したところでも、チームカラー変更への抗議行動を行う予定が立てられている。なお、これはクラブがFAカップを初優勝した1927年にちなんだもの。
Sky Sports
カーディフ・シティ サポーターズクラブ
「これは全てのカーディフ・シティのファンにとって、新たなクラブカラーを支持しないという意志を示すチャンスとなる。カーディフの伝統的な青いキット、そしてブルーバードのエンブレムへの回帰を強く望んで欲しい。
行進は主なサポーターグループの全てに支持されている。カーディフ・シティ・サポーターズトラスト、カーディフ・シティ・サポーターズクラブ、カーディフ・シティ・フォーラム、カーディフ・シティ、オンライン、そしてブルーバーズ・ユニット。
さらに、そのほかのグループ、そして彼らの家族にも参加して欲しい。
この行進の唯一の目的は、カーディフ・シティの歴史と伝統、そして誇りを見せつけ、平和的にブルーバード・エンブレムを青いユニフォームに帰したい……という強い望みを実際に見せることにある」