今週3月2週目はインターナショナルマッチウィーク。世界中でW杯に向けた最終確調整が行われるが、ヨーロッパの舞台で偉大な記録が生まれるようだ。
『uefa.com』によると、5日にアウェイでジブラルタル代表と対戦するエストニア代表が、UEFAに加盟する全チームと対戦した史上初のチームになるという。
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— Gibraltar FA (@GibraltarFA) 2014, 2月 7
以前もQolyでお伝えしたとおり、昨年5月に新しく54番目のUEFA加盟国に承認されたジブラルタル。ジブラルタルとはスペイン南東端に広がるイギリスの海外領土地域で、今年9月からスタートするユーロ2016の予選にも参加する新チームである。
そんなジブラルタルもこの3月に国際親善試合に挑む。すでに1日にフェロー諸島と対戦しており(結果は1-4で敗戦)、本日はホームでエストニアと対戦予定。記事によれば、エストニアはこれまでUEFAに加盟するすべてのチームとの対戦経験があり、新規加盟となるジブラルタルとの親善試合で、53ヶ国(ジブラルタルは国ではないが・・・)全てと対戦をした初めてのチームになるとのことだ。
エストニアサッカー協会によると、エストニア代表の初めての国際試合は1920年10月17日。ヘルシンキで行われたアウェイのフィンランド戦で、こちらは0-6と大敗している。ユーロ2016の欧州予選では、エストニアはイングランドが所属するグループEに、ジブラルタルはドイツが所属するグループDに入っている。
ちなみにこのエストニアだが、UEFA加盟国が53だった際も、52ヶ国全てと対戦した初の代表チームだったようで、今回のジブラルタルとのマッチメイクには何らかの意図があったと読み解くことができる。
ジブラルタル出身の有名選手といえば、以前マンチェスター・ユナイテッドに所属し昨年行われたスロバキア戦でもキャプテンマークを巻いたダニー・ヒギンボザムがいるが、今年1月に現役引退を発表している。現役生活最後のクラブは「少年時代から好きだった」と話すカンファレンスのオルトリナムで、1週間だけプレーをしたそう。
また、ジブラルタルはチェルシーの美人フィジオとしても知られるエヴァ・カルネイロの出身地でもある。
国際親善試合ジブラルタル代表対エストニア代表の試合は、日本時間6日午前4時よりキックオフ予定。
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