今週末に行われるプレミアリーグで、なんとも興味深い光景が見られそうだ。
現地時間23日に行われるクリスタルパレス対マンチェスター・ユナイテッド戦で、マンチェスター・ユナイテッドのサポーターが同クラブのレジェンド、エリック・カントナのお面をかぶるようだと伝えている。
On this day 20 years ago, #mufc won 5-2 at Oldham thanks to Giggs (2), Kanchelskis, Bruce & Cantona (pen). Emphatic. pic.twitter.com/KiS6BXoKP8
— Manchester United (@ManUtd) 2013, 12月 29
かつて、ユナイテッドで伝説の背番号7を背負い、『キング』の愛称で親しまれた孤高の天才、エリック・カントナ。
襟を立てるその独特なファッションセンスは未だに多くのファンの心をつかみ、94-95シーズンに見せた観客へのカンフーキックは、もはや代名詞にもなっている。
そんなカントナの“カンフーキック事件”が起きたのも、実はアウェイのクリスタルパレス戦。そこで今回、ユナイテッドのサポーター集団がとあるアイディアを思いつく。
なんと、次節のクリスタルパレス戦で「カントナのマスクをみんなでかぶろう」と言うのである。
記事によると、同団体は19年前に起きたカントナの事件を思い出し、二度と繰り返さないためにこの“カントナマスク”の配布を決定。試合が行われる23日には、多くのサポーターがカントナのお面をかぶる姿が目撃できそうだ。
ちなみに、英国では何かがあるとやたらとお面をかぶりたがる謎の風習がある。
これまでQolyでも当時マンチェスター・シティを率いていたロベルト・マンチーニ監督がお面をつけて記者会見に登場した様子や、太ったルーニーがチェルシーのバスを追走した映像などを取り上げてきた。
カントナのカンフーキックから今年で19年。
2万ポンド(およそ340万円)もの罰金に加え9ヵ月間の出場停止処分を受けたフランス人のカリスマは、今になっても圧倒的な支持を得ているようだ。