チームの中で唯一の懸念点は、CF。絶対的エースであるミロスラフ・クローゼは現在35歳であり、マリオ・ゴメスも慢性的な怪我を抱えている。今シーズン、 ボルシアMGで活躍するマックス・クルーゼが招集を受け始めているが、イタリア戦で試したように、ゲッツェが起用される可能性もある。レーフ監督と対立するシュテファン・キースリンクが代表チームに合流すればその不安も少しは払拭されるのだが、現実問題は難しいところである。また、昨年11月のイタリア戦で全治6ヵ月負傷を負ったケディラの穴を誰が埋めるかのかにも注目が集まる。

ここ10年間、主要国際トーナメントで準優勝とベスト4を繰り返してきたドイツ。その輝かしい実績は誰もが認めるところだが、ここまでタイトルが穫れないとなるとそれはそれで問題であろう。 

狙うは当然、24年ぶりとなる世界制覇。満を持した白の巨人は、12年前に横浜の地で味わった雪辱を果たすべく、王国ブラジルへと乗り込む。

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