1月23日、ペルシアンフットボール・ドットコムは「イランサッカー連盟は、ニコチンを禁止薬物のリストに加えることを検討している」と報じた。
イランでは1月9日、U-22代表のムフサン・ムサルマンとパヤム・サディギアンの二名が、キャンプ中にシーシャ(中東で盛んな水たばこ)を吸っていることが判明し騒動となった。なお、彼らは即座にAFC U-22選手権への参加取り消し、並びに代表チームへの無期限の招集停止を言い渡されている。
イランサッカー連盟の医療委員長を務めているアハマド・ハシェミアン氏はインタビューに対してこのように話し、ニコチンが禁止薬物に加わることを示唆した。
PLDC
アハマド・ハシェミアン イランサッカー連盟医療委員長
「今後、ドーピング防止の研修を受けなかった選手は、クラブとの契約を全うすることは出来ないだろう。
我々は四年間このプロジェクトに取り組んできた。そして、この国のリーグ、クラブ、選手全てを熟知している。
選手は皆、この研修に出席し、修了しなければならない。20の地域で開催され、選手は最寄りの州においてそれを受ける必要がある。
ニコチンは、既に『規制されている』物質だ。メディカルテストを行えば、誰がタバコを吸っているかはすぐに分かる。
近いうちにニコチンは禁止薬物のリストに加えられるだろう。この規制が公式になれば、タバコを吸っているプレーヤーは重い罰金と出場停止処分を受けることになる」