11月2日、フランス・リーグアンのアジャクシオは、ファブリツィオ・ラヴァネッリ監督の解任を発表した。
かつてイタリア代表やユヴェントスで活躍したFWとして知られるラヴァネッリ氏は、今夏初めての監督としてアジャクシオを指揮することに決まった。
コネクションを生かしてイタリアから若手を多く借り受け、序盤は3バックを採用してプレッシングサッカーの構築を目指したものの、これに失敗。守備の不安定さやラインコントロールの甘さなどが足を引っ張り、メンバーもフォーメーションも全く固定できないまま敗北を重ね、12試合を戦ってわずか1勝と低迷。
2日に行われたホームでのヴァランシエンヌ戦でも1-3と敗北し、残留争いの直接対決で勝ち点を失った。この直後、クラブから監督の更迭が発表された。
AFP
ファブリツィオ・ラヴァネッリ アジャクシオ前監督
「とても残念だ。落胆している。でも、これもサッカーに生きる者の運命だ。私はここで働いた。しかし、働けなかった。
怒ってはいないよ。我々には多くの問題があった。私にはチームを完成させることができなかったのさ」
AFP
アラン・オルゾーニ アジャクシオ会長
「我々はファブリツィオ・ラヴァネッリ、そしてジャンピエロ・ヴェントローネ(コーチ)と別れることに決めた。これは人間として難しい、簡単ではない決断だった。彼らとの仕事を楽しんでいたから。
もちろん私は彼らに働いてほしかった。私が会長となってから、これほどスタッフが一生懸命働いているのを見たことがなかったんだ。心を打たれた。
しかし、会長としての責任があるので、このような決定を下さざるを得なくなった。
今日(11/2のヴァランシエンヌ戦)の結果は、この決定には影響していない。先週のナント戦に敗北した後、よく考えた上で選択されたことだ。
これが正しい結果なのかは、わからない。それは未来が教えてくれるものだから。しかし、この状況では、何か行動を起こさざるを得なかった」