「結果が出なければメンバーは変わる。注目している選手はいる」
10月に行われた欧州遠征で日本代表はセルビア、ベラルーシと対戦した。連敗を喫したこの遠征では今後に不安を抱かせる結果となったが、帰国した原博実技術委員長は11月の欧州遠征で新戦力の招集を匂わせる発言をした。この発言により大久保嘉人らの招集が噂され、新戦力の発掘に期待がかかっている。
メンバーを固定した戦い方で批判を集めているザッケローニ監督だが、果たして今まで本当に新戦力を試してこなかったのだろうか。監督の初陣となった2010年10月18日アルゼンチン戦以降招集された全ての選手の招集回数や出場回数を(こちら)にまとめたのでご覧いただきたい。2010年9月に行われた国際親善試合ではザッケローニ監督のビザの発行が間に合わず、原技術委員長が指揮を執ったため割愛した。
この表を作成した結果として日本代表は南アフリカW杯以降実に79人の選手が招集されていることがわかった。コンフェデ杯や欧州遠征のように1度の招集で2試合以上行われる場合もあり招集回数=試合数とはならないが、24回の招集で行われた全47試合に79人の選手で挑んだこととなるこの結果をどう受け止めれば良いのだ ろうか。他国の招集人数と比較するためEURO2008、2010年W杯を連覇し大きな変革の求められていないスペイン、優秀な若手とベテランの充実した戦力で4度目のW杯制覇を狙うドイツ、カンナヴァーロやガットゥーゾらベテランが相次いで代表を去り世代交代が急務となっていたイタリアの招集人数も数えることにした。
上記3か国の簡易表はこちら。飽くまでも参考程度に作成した表なので先に飛ばしてもらっても結構です。(スペイン代表)、(ドイツ代表)、(イタリア代表)