英国紙『Telegraph』は現地時間28日、先日大誤審によりゴールではないゴールが認められたホッフェンハイム対レヴァークーゼン戦の再試合は行われないようだと、伝えている。
この一件の舞台はブンデスリーガの第9節ホッフェンハイム対レヴァークーゼン戦。シュテファン・キースリンクが放ったシュートがゴールマウスを外れたにもかかわらず、ボールが後ろの広告板に当たって跳ね返り、あろうことかゴールネットを越え戻ってきてしまう。これを見た主審はゴールは認め、レヴァークーゼンはこの1点が決勝点となり2-1で勝利していた。
こちらのゴールは、「ゴーストゴール」や「ファントムゴール」と呼ばれ話題となった。
試合に敗れたホッフェンハイムは試合後、ドイツサッカー連盟(DFB)に対して異議。しかし、同連盟のハンス・ロレンツ氏は「例の判定はスポーツの観点から言えば納得できるものではないが、ルールには従わなければならない」とコメントしている。
また、この世紀の大誤審を犯してしまったフェリックス・ブリッヒはDFBのヒアリングに対して「はじめ、ボールは枠の横に飛んだと思った。そしてラインを割ったかが曖昧になり、見失ってしまった。そして、ボールがネットの中にあるのが見えたんだ」と自らの過ちを述べているという。
結局勝ち点3を維持する形となったレヴァークーゼンはこれで勝ち点25で3位につけている。