2005年のFAカップを最後にタイトルから遠ざかっているイングランドの名門、アーセナル。2003-04シーズンにプレミアリーグの無敗優勝という偉業を成し遂げた彼らが、まさかこれだけ栄冠から遠ざかるとは誰もが思わなかったことだろう。

もちろんこの間、そのチャンスがなかったわけではなく、素晴らしいチームが誕生したことも何度かあった。

そう、2007-08シーズンのように・・・。

現在バルセロナでプレーしているスペイン代表MF、セスク・ファブレガスが27日、こんな写真をInstagramへ投稿した。

With my 3 brathers
Cesc Fàbregasさん(@cescf4bregas)が投稿した写真 -

アーセナル時代の同僚、マチュー・フラミニ、アリャクサンダル・フレブ、トマーシュ・ロシツキーと撮った写真には、「3人の兄弟たちとともに」という彼のコメントが添えられている。

大黒柱のアンリがバルセロナへ移籍し、苦戦が予想された2007-08シーズンのアーセナルだったが、アデバヨールが24ゴールをあげる大活躍。なにより、左からロシツキー、フラミニ、セスク、フレブと並んだ中盤はまさに黄金の輝きを見せ、運動量をベースとした若さ全開の攻撃的なパス回しにはアーセナルファンならずとも目が釘付けとなった。

ヤング・アーセナルは序盤から首位を快走するも、選手層の薄さにより年明け以降失速し、結局マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーに次ぐ3位。シーズン後にフラミニがミラン、フレブもバルセロナへ移籍してしまい、“黄金の中盤”は1シーズン限りの夢に終わってしまったものの、その輝きは今なお色あせない。

特にグーナーにとって、この写真とセスクのコメントは胸を打たれるものではないだろうか。おそらく彼もこの4人でもっとプレーしたかったに違いない。

2007年11月3日のプレミアリーグ、マンチェスター・ユナイテッド戦(2-2)のかなり長めのハイライトも一緒に。

この試合のアーセナルはフレブが1トップ下に入り、右にエブエという形。対するユナイテッドは、クリスティアーノ・ロナウド、ルーニー、テベスというクラブ史上に残るアタッキングトリオを擁し、CL決勝でチェルシーを破って欧州を制したチームである。

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介