8月12日、AFP通信は「元イングランド代表FWジェフ・ハースト氏が、ゴールラインテクノロジーの導入を歓迎した」と報じた。

ジェフ・ハーストは1941年生まれで、今年71歳。かつてはイングランド代表選手として活躍したストライカーであった。そして1966年のワールドカップでは今なお論争に上げられる「疑惑のゴール」を決めたことでも有名である。

決勝の西ドイツ戦の延長11分、ハーストの右足から放たれたシュートはクロスバーに直撃し真下に落下、ライン上でバウンドした。主審のバフラモフ氏はこれを得点と認め、イングランドは初のワールドカップ制覇を成し遂げたが、ドイツでは今も「入っていない」と主張されている。

ハースト氏は、この時期にシステムが存在したならば、得点が認められていただろうと話した。

AFP

サー・ジェフ・ハースト

「我々が50年前にこのシステムを使っていれば、はっきりとアレがゴールだったと証明したんじゃないか。少なくともラインは超えていたとね。ドイツはそれ以来しばしば入っていないと主張する。しかし、もう変えることは出来ない。それはすでに本の中の話だからね。

しかし、私はシステム導入の動きを歓迎している。近年の試合では多くのお金が動くようになっているので、この流れは必然だ」

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