7月21日に行われた東アジアカップ男子開幕戦、韓国対オーストラリアの試合で代表デビューを果たしたキム・ジンス(アルビレックス新潟)。
左サイドバックでスタメンを飾った彼は序盤から好パフォーマンスを見せ、精力的なオーバーラップで攻撃に絡み、ロングスローから何度もチャンスを生み出した。
試合は0-0の引き分けに終わったものの、キム・ジンスのプレーには韓国の各メディアが賞賛を送り、「人選に苦しんできた左サイドバックに、ようやくイ・ヨンピョの後継者が見つかった」とも評価した。
そんな中、キム・ジンスは朝鮮日報紙のインタビューに答え、「イ・ヨンピョという存在を超えたい」と話した。
朝鮮日報
キム・ジンス
「代表では初めての試合だったから、とにかく一生懸命に走った。幸いなことに良い結果が得られたと思う。シュートも打てたし、フリーキックも担当した。しかし、よりクロスの精度を高める必要がある。それが今の自分にとって重要だと思う。
(ロングスローについて)高校の時に膝と肩を同時に痛めてしまってね。怪我を繰り返さないために筋力を強化したいと考え、スローインの練習をたくさんこなした。そして、サイドバックとしての独自の武器を作ろうと思ってトレーニングをして、能力を高めたんだ。
日本ではスピードがあるボールを直線的に投げるようにしているが、韓国代表ではキム・シヌク先輩を初めとして空中戦に強い選手がいるので、より高さが出る弾道で送るようにした。それが良い評価を受けたみたいだ。
(イ・ヨンピョの後継者と言われたことについて)偉大な先輩の後継者という話を聞いて気分は悪くない。しかし、僕もサッカー選手だから、イ・ヨンピョと言う存在を飛び越えたいとも思っている。
ホン・ミョンボ監督からは学ぶことが多い。選手たちもチームの勝利が最優先であるという考えで戦いに望んでいる。主将のハ・テソン先輩を中心に団結しているし、中国戦では必ず良いプレーを見せて勝利できると思う」