アルゼンチン代表として1994年、1998年、2002年と3度のW杯に出場し、欧州ではスペインのバレンシアやイタリアのサンプドリア、パルマなどでプレーした、天才ドリブラー、アリエル・オルテガ。

晩年はアルコール依存症に悩まされ、2006年から古巣リーベル・プレートに復帰するもたびたびローン。そして昨年、38歳で現役を退いた。

その彼の引退試合が13日、リーベルのホームであるエル・モヌメンタルで開催され、フランチェスコリやサビオラ、エストラーダといった偉大なOBらが参加。また、試合中にはこんなシーンも見られた。

39歳のオルテガのパスを受けてゴールを決めたのは、オルテガの息子トマースくん。引退試合で実現した親子による見事なホットラインに、オルテガは思わず涙を流した。

ちなみに、ゴール前で周囲の状況を確認しながらポジショニングし、トラップした後一度体を開いてから冷静にコースへ流し込むあたり、トマースくんもなかなかできる様子。

近い将来、本物の「オルテガ2世」のプレーをプロのピッチで見ることができるかもしれない。

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