ペルシアンリーグ・ドットコムのアルマン・タムジディ記者は、「近年、女性の映像が検閲されないことが増えてきた」というコラムを掲載。さらに、検閲の縮小がなされるのであれば、女性のスポーツ観戦が可能にするべきではないか、という希望も加えて述べている。
ご存じのとおり、イランでは先日大統領選挙が行われ、反米過激派として知られるアフマディネジャド氏に変わって穏健派と言われているロウハニ氏が当選した。もちろん推測ではあるが、この政権交代が影響した可能性もある。
PLDC
アルマン・タムジディ記者
「おそらく、あなた方は最近特定のスポーツで……特にコンフェデレーションズカップやバレーボールのイラン対イタリアの放送について、メディアが検閲を行っていないことを見たのではないか。
伝統的に、イランのメディアではヒジャブ(イスラム教徒の女性に着用が義務づけられている、頭に被るベールのようなもの)を被っていない女性の映像、画像は検閲されてきた。
以前の放送においては、そのような映像についてはスローモーションすら流されず、メディアは常にそのようなシーンを削除し、誤って映された場合には放送自体が一時的に停止されてきた。
しかし、最近のメディアの寛容さは、規定が変わったのかと思わせるものだ。
そして、またそれは我々に疑問を抱かせる。ヒジャブを被っていない女性の映像を放映できるのであれば、なぜ女性がスタジアムに入ることができないのか? なぜ女性がスポーツイベントを観戦することができないのか?」