アジアカップ招致に向けて、宗教と戦うイラン協会

12月29日、イランサッカー協会の会長を務めているアリ・カファシャン氏が「女性のサッカー観戦が可能になるように努力している」と話したと、ペルシアン・フットボール・ドットコムが報じた。

 

「イランでは近年いくつかのアジア大会を開催している。私たちは、地域の規則に沿った形で、外国の女性がスタジアムに入ることが出来るような用意をすることが出来た。

今度はアジアカップをホストするため、AFCのガイドラインを遵守する方向で最善を尽くしている。女性が社会に組み込まれるよう、解決策を模索したい」

 

イランは現在2019年に開かれるアジアカップ招致に動く方針を定めている。しかし、イスラム教の事情によって女性が観戦することが不可能であるため、AFCの設定したガイドラインに反することとなり、招致には不利に働く。事実、2011年大会の招致活動では、AFCからホスト国として環境が十分ではないと評価を受けている。

昨年からイランサッカー協会は、インフラを整備すると共に、状況を変えるために動いていた。しかし国の幹部、並びに宗教指導者との会談では、協会の主張が認められることはなかった。

(筆:Qoly編集部 K)

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