20日、日本代表が今大会の第2戦イタリア戦に挑むのは北東部ペルナンブコ州の州都レシフェにある「アレナ・ペルナンブコ」。
同スタジアムは新設されたものでピッチの広さは105×68メートル、収容人数は約46,000人(NHKのHPでは44,248)、4,700台の駐車スペースがあり、サッカーのほかにもコンサートなど多目的に利用されるそう。
この「アレナ・ペルナンブコ」の壁面は世界最大手ガラスメーカーであるAGC(日本の旭硝子)が開発したETFEフィルム(熱可塑性フッ素樹脂)で覆われており、フィルムの後ろから様々な色の光を当てることでライトアップが可能となっているそう。 なんでも、薄さ0.25mmのフィルムがおよそ2万5千平方メートルも使われているそうで、この技術はあの『アリアンツ・アリーナ』でも使用されている。
旭硝子のHPによれば、 ETFEフィルムの特長は、(1)透明で光を十分に透過する、(2)軽量であり構造への負担が小さい、(3)劣化しにくく寿命が長い、(4)意匠上、曲線的な加工が可能、(5)フィルム表面に印刷を施すことにより光・熱を制御しながら意匠性を高められることだとか。 スタジアムの芝を枯れさせないために、できる限り太陽光を取り込む必要があるなか、ETFEの日射の透過率(素材を通る光の割合)は90パーセント超あることから、一般的なガラス(透過率80%台)よりもより多くの光を取り込めるんだそう。(旭硝子のHPより引用)