ザ・ナショナル紙は「ポルトガル代表MFウーゴ・ヴィアーナは、UAE1部のアル・アハリへの移籍に合意した」と報じた。契約期間は2年。
ウーゴ・ヴィアーナは1983年生まれの30歳。スポルティング・リスボンの下部組織で育ち、1年目からレギュラーとして活躍し、当時天才と称された左利きの司令塔。
その後ニューカッスル・ユナイテッドやバレンシアで活躍できず苦しい時間を長く過ごしたが、2009年に移籍したブラガで復活を遂げ、3シーズン中心選手としてチームを支えてきた。彼は今季で切れる契約の延長を拒んでおり、今季の最後の練習に顔を出さず、ドバイに飛び移籍交渉を行っていたという。
アル・アハリの監督は、バレンシア時代に一時師弟関係にあったキケ・フローレス氏が務めている。記事によれば、この獲得によって来季も彼が指揮を執ることが決定的になったのではないかとのこと。
なお、ウーゴ・ヴィアーナが加入することになれば、現在アル・アハリに所属しているポルトガル代表FWクアレズマはガラタサライへ放出される可能性が高いという。
・インド代表のエース、スポルティングを退団したい
PTIは「インド代表FWのスニル・チェトリは、現在保有権を持つスポルティング・リスボンからの退団を希望している」と報じた。
スニル・チェトリは1984年生まれの28歳で、バイチュン・ブティアの後を継いでインド代表のエースストライカーとなった選手。昨夏スポルティング・リスボンと契約し、インド人としては貴重な海外組となったが、Bチームでも出場機会が得られずチャーチル・ブラザーズへとレンタル移籍していた。
PTI
スニル・チェトリ
「僕はベンチに座ることに慣れていないんだ。これまで僕はクラブでも代表でも常に90分プレーしてきた。試合に出られない日々が続けば、心が壊れてしまう。
スポルティングのBチームでは6か月で5試合だけだった。それは自信に繋がるものではなかった。世界トップクラスのアカデミーでいい練習をすることは出来た。しかし、試合に出られないことは僕を悩ませる。自信を失わせてしまった。戻ったら彼らと話したい。僕は28歳なんだ。19歳じゃない。クラブがどう考えていても、自分で選びたい。
僕はBチームにいた。プレーするつもりで契約したが、実際はそうならなかった。トップチームから怪我のリハビリをするための4人が入ってきて、彼らがスタメン起用される。僕にとってそれは難しい状況だった。
例え最良の設備と環境で練習していたとしても、週末に試合に出られない状況であれば、サッカー選手としては殺されるも同然だ」