このほど行われたFAカップ準々決勝、マンチェスター・シティ対チェルシー戦は接戦の末にシティが2-1で勝利し、決勝進出を手にした。そんななか、この試合ではセルヒオ・アグエロとダヴィド・ルイスの間にこんなシーンもあった。
このプレーに対し、クリス・フォイ主審はファールをとっただけでカードを提示することはなかった。
試合後、ダヴィド・ルイスは「多くの人からこのタックルについて言われたよ。後ろ側だったから僕には見えていないんだ。(だから)それについては話ができない。少し感じたけどね」、「アグエロは偉大な選手さ。彼は自分に正直になって『ひどいタックルをするのは好きじゃない』と言わなきゃらないと僕は思う」、「多くの子供たちがこの試合を見ていたし、観戦していた。彼らは悪いものではなくよいものを見たがっている。フットボールは美しいけど、怒りによってたまにああいう5秒間もある。アグエロが他の選手にひどいタックルをするのを僕は見たことがない。5秒間の怒りだったと僕は思ってるし、彼のことを許すよ」とコメントしたそう。
一方、シティのマンチーニ監督は「あれが踏みつけだったとは思わない。あれはタックルだったが、セルヒオはグッドガイだ」と擁護した。また、この試合では途中出場のフェルナンド・トーレスが相手DFヴァンサン・コンパニからエリア内で激しいチェックを受けるシーンもあり、それについてベニテス監督は「写真を見たら、トーレスはユニフォームを引っ張られていた。ロベルト(マンチーニ)と議論したくはない、彼らは素晴らしいチームだからね。彼らの功績は認めなければならないが、ペナルティだったのは明らかだ」と述べている。
ちなみに、シティは準決勝までの4試合無失点でこの試合でデンバ・バに喫したゴールが今大会初失点だった。1966年のエヴァートン以降、無失点でFAカップ決勝に進んだチームはない。
【マッチハイライト】
【トンネルカメラ】
【Qolyインタビュー】パリ五輪出場の東京ヴェルディMF山田楓喜、トッテナムのクルゼフスキを「自分の究極系」と語るワケ