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10日に開幕した2012-13シーズンのオランダ・エールディビジは12日に残りの5試合が行われた。

昨シーズンの2位フェイエノールトはアウェイでユトレヒトと対戦。開幕に先立って行われたディナモ・キエフとのCL予選3回戦でホーム&アウェイともに敗れ、欧州ELへまわることとなったフェイエノールトだがこの試合は前半、セク・シセのヘディングであげたゴールにより0-1で辛くも勝利。シーズン開幕戦、そして今シーズンの公式戦初勝利をあげた。ユトレヒトの高木善朗はベンチ入りしたものの出番はなかった。

こちらも既に敗退が決まっているが欧州ELで既に4試合を戦っているフィテッセはホームでADOと対戦し、2-2と引き分けた。仕上がりで優位かと思われたフィテッセだが立ち上がりから非常に動きが重く苦戦。2度のリードを許しながら追い付く地力を見せたものの、白星スタートとはならなかった。ハーフナー・マイクは68分から途中出場、安田理大はベンチ入りしたが出場機会はなかった。トウェンテ対フローニンゲンはシャドリ、タディッチがそれぞれ2ゴールずつを記録しトウェンテが4-1で快勝。マルコ・ファン・バステン監督が新たに就任したヘーレンフェーンはホームでNECに敗れ新監督の初陣を飾れなかった。

エールディビジ2連覇中のアヤックスは昨シーズン優勝争いを演じたAZとホームで対戦。序盤、ファン・デル・ヴィールの見事なミドルシュートで先制したアヤックスだったがそのまま勢いには乗らず停滞。そして後半始まってすぐ、立て続けにAZのアルティドールにゴールを奪われ逆転を許してしまう。そのままAZの逃げ切りかと思われたが、今シーズンからアヤックスに加わったスウェーデン人トビアス・サナが途中出場から流れを変えると、終盤シグソウルソンのゴールで同点に。さらにアヤックスは逆転を狙い圧力をかけたがAZもなんとか踏ん張り2-2で試合終了。

いきなりアヤックス、AZが引き分け、PSVが敗れる波乱のスタートとなった一方、トウェンテ、フェイエノールトが順当に勝利。また、昇格したズウォレ、ヴィレム の両クラブが勝ち点1を獲得するなど、下位クラブの奮闘が目立つ開幕節となった。優勝候補筆頭と目されるアヤックス、対抗馬最有力のPSVとも守備面での不安を大いに露呈した形で、今シーズンのエールディビジもしばらくは混戦状態が続きそうだ。

【アヤックス対AZ戦ハイライト】

【フィテッセ対ADO戦ハイライト】

【ヘーレンフェーン対NEC戦ハイライト】

【トゥエンテ対フローニンゲン戦ハイライト】

【ユトレヒト対フェイエノールト戦ハイライト】

（筆：Qoly編集部 H）

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