2011-12シーズン、2強に大きく離されはしたものの3位でフィニッシュし、来季のCL本選出場権を獲得したバレンシア。今月23日にはリーガ得点ランキング6位の17ゴールをあげたエースストライカー、ロベルト・ソルダードとの契約を2017年まで延長したことを明らかにした。
そのソルダードが記者会見に臨んだ25日、バレンシアは来季の欧州戦用サードモデルに、昨年ファン向けに制作した“セニェーラ”モデルを使用することを発表。ソルダードが着用してお披露目が行われた。
“セニェーラ”とは中世の時代、最盛期にはスペイン東部からギリシャまでの地中海広域を支配したアラゴン王国のシンボルカラー、黄色と赤のストライプのこと。
現在でもカタルーニャやバレンシアなどで州旗に使われており、バレンシアも度々アウェイモデルのデザインに採用。それが昨年、ファン向けのユニフォームとして復活したのだが、「ヨーロッパの舞台にこそ相応しい」と来季、選手用モデルとしても使われることになった。
ちなみに、エスパニョールの2012-13アウェイも“セニェーラ”という噂。
現在の“セニェーラ”は、昨年8月に行われたローマとのプレシーズンマッチ(上)でのみ実戦使用。基本的には当時と変わらないようだが、背番号等のデザインはUEFAの規定に合わせて変更されている。