オフィシャルサイトで旅立ちを発表。去就は不明。
念願のUEFAチャンピオンズリーグを制覇したチェルシーは殊勲の同点ゴールを奪ったディディエ・ドログバの退団を認めた。オフィシャルサイトでクラブ、選手のコメントが発表されている。
「チェルシーフットボールクラブはディディエ・ドログバが契約の切れる6月の終わりでクラブを去る見通しである事を認めます」
また、チェルシーのロン・グーレイCEOは以下の様に語っている。
「ディディエがチェルシーのレジェンドであり、これからもチェルシーファミリーの一員であることは疑いもありません。土曜の夜の彼が興奮していたことは確かですが、彼は新しいチャレンジをする正しい時だと感じています」
「もちろんディディエは最近のチェルシーの成功の全てにおいて多大な貢献をしてきました。彼はここにいる間、完全なプロフェッショナルであり我々のチームの中では若い選手たちに多くの刺激を与える生まれながらのリーダーの一人でした」
「我々は今回の退団を何度も噂されてきましたが、ディディエとクラブが最終決定を下したのはこの数日の事でした。何故ならディディエも我々はチャンピオンズリーグ・ファイナルへ向けて騒がしくなるような事をしたくなかったからです」
「話し合いは全て友好的に進み、我々は彼の未来が良いものとなるように祈っています。スタンフォード・ブリッジへ戻る時はいつでも歓迎されるでしょう。選手としても我々のゲストとしても」
ドログバはチェルシーで341試合に出場して157ゴールを記録。プレミアリーグは3度制覇。FAカップは4度、カーリングカップは2度制覇。チェルシーのクラブレコードを4つ記録している。チャンピオンズリーグ制覇によりチェルシーの年間最優秀選手と選手が選ぶ年間最優秀選手にも選出された。
34歳となったドログバは以下の様にオフィシャルサイトで語っている。
「うわさ話を終わりにしたかったからチェルシーを去る事を認めるよ。本当に難しい決断だったし、達成してきたことには誇りを持っている。しかし、新しいチャレンジをする時が来たんだよ」
「チームとして多くの事を成し遂げ、可能なトロフィーは全て勝ち取った。そして多くのトロフィーをクラブにもたらしたメンバーの一人としてプレーした事を誇りに思っているよ。8年間、チェルシーは自分の我が家だったよ」
「クラブのみんな、特にロマンとチームメイトに御礼を言う機会が欲しかった。たくさんの人々と仲良く慣れたし、彼らは一生の友だちだろう。そして同様に特別な感謝をチェルシーサポーターのみんなに伝えたい。彼らはいつも愛を示し、サポートしてくれた」
「クラブがベストを尽くし、これからも成功し続ける事を祈っている。いつまでも心に残るだろう」
(筆:Qoly編集部 L)