セントラルコースト・マリナーズ 1 - 1 名古屋グランパス
ズワーンスワイク
28'
21'
闘莉王
Central Coast M, Nagoya Grampus

前節ホームで城南に引き分けた名古屋は、アウェイに乗り込んでセントラル・コースト・マリナーズと対戦。順当に行けば勝利できる相手だが、今回も守備の弱さが響いてバランスが悪い試合運びを見せた。負けてもおかしくない内容であったが、辛くも引き分けで耐えきった。

問題の守備に関しては前節よりもさらに悪かった。前線の守備意識の低さを利用されてサイドに運ばれ、ラインが下がる。吉村とダニルソンの片方が引き出されればアミニ、ロジッチの片方が必ずフリーになり、バイタルエリアのマークも安定せず。セントラル・コーストは名古屋の弱点を良く考えて、サイドで基点を作ってバイタルで数的優位を生み出していた。

ケネディと玉田はコンディションが悪いのかほとんど守備に貢献できず、金崎と永井も運動量が少なくプレスが全く掛からない。カバーが信頼できないためサイドでは詰めることすら出来ず、吉村辺りがサポートに行けば今度は中がスカスカになってしまう。ダニルソンも局面では強さがあったが、マークを外す場面が多くヒヤヒヤもののパフォーマンス。良いところを一つもあげられないような守備組織だった。

そんな中で21分にセットプレーから先制できたのは僥倖と言うほかなかった。左サイドで玉田がセットプレーを貰い、ニアに飛び込んだダニルソンがスルーして、フリーになった闘莉王がゴールに決めた。名古屋らしくというべきか、悪い中から点を取ってしまうのは見事とは言える。唯一褒められるところと言えば、それだ。

しかし28分にはセットプレーの流れから波状攻撃を受け、甘いチェックで精度の高いクロスを入れられてしまい、阿部が競り負けてパトリック・ズワーンスワイクに同点ゴールを許し、その後もピンチが続出。

70分を過ぎてセントラル・コーストが守りに入ったこと、フレッシュな若手が入ったことでようやくまともな攻撃が出来るようになったが、決定的なチャンスは訪れなかった。

柏レイソル 5 - 1 全北現代
那須
レアンドロ・ドミンゲス(PK)
レアンドロ・ドミンゲス
田中
茨田
40'
44'
45'
89'
90+2'
51'




ファン・ボウェン




Kashiwa Reysol, Jeonbuk Hyundai

タイのブリーラム・ユナイテッドに敗れるという悲惨な立ち上がりとなってしまった柏レイソル。しかしホーム日立台に戻っての第2節では、韓国王者Kリーグ王者の全北現代を大量5得点で撃退。溜まった鬱憤を晴らすような結果となった。

守備重視の3バックで望んできた全北によって序盤は攻めきれない展開が続いた。マンマークで2トップを抑え、キム・サンシクが余る。その前を4人がカバーし、前の3人でカウンターという戦術だったが、高さのあるイ・ドングクがベンチスタートであったことが柏にとっては幸いで、大きなピンチもそれほど多く作られることはなかった。

柏は40分にセットプレーから先制点を奪取。ジョルジ・ワグネルの左サイドからのフリーキックを那須が合わせ、ゴールに決めた。これが切っ掛けで全北が攻撃に出ようとして守備が混乱。

44分にはマークが外れたリカルド・ロボのシュートがチン・ギョンソンの手に当たってPKを獲得し2点目。さらに45分にはロングボールをリカルド・ロボが頭で流し、パク・ウォンジェの裏にレアンドロ・ドミンゲスが飛び出して3点目。前半のうちに大きなリードを奪った。

後半は途中出場してきたイ・ドングクの高さに非常に苦しめられた。特にハーフタイム明けの数分間は警戒しすぎてラインが下がり、放り込みで崩壊。51分にはイ・ソンヒョンのクロスを落とされ、セカンドボールをファン・ボウェンに決められてしまい失点してしまった。

ラインの位置は回復できたものの、今度は運動量の減少から徐々にルーズになり、スペースが生まれた。そのため終盤はかなり攻め込まれたものの、逆に言えばカウンターのチャンスも巡ってくるということであった。

幸運にも更なる失点を逃れることができ、89分に田中、ロスタイムに交代出場の茨田が追加点をあげることに成功。スコアからは考えられないほどハラハラする内容ではあったが、結果的には大差での勝利となった。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}

{module [173]}

【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい