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2011年10月11日(火) - 大阪長居スタジアム(大阪)
Japan
8
4-0
4-0
0
Tajikistan
ハーフナー・マイク
岡崎
駒野
香川
ハーフナー・マイク
中村
香川
岡崎
12'
18'
35'
41'
47'
56'
68'
74'
得点者


















苦戦したベトナム戦から4日。ハーフナー・マイクをトップ起用し、負傷で離脱している本田、内田の代わりに中村憲剛、駒野を配置した4-2-3-1に回帰した日本代表。タジキスタンを相手になんと大量8得点を奪って大勝。良い意味で驚きの結果となった。

異例のスコアとなった原因はタジキスタンの守備が脆弱だったことに尽きる。4-1-4-1とはいえ、サイドバックが中央に絞り、サイドハーフが守備をする役割分担がなされており、布陣はほぼ6-3-1。いわゆる“凸”型であった。しかも中央でもマフムドフ、ソディコフは遠藤と長谷部につくわけでもなく、ダフロノフもただそこにいるだけという役割。しかも「布陣が横方向にコンパクトになりやすいのに中方向へのパスコースを切らない」。

そのため、日本は自在に守備陣形の外のスペースでボールを動かすことが出来、DFが遅れて詰めて来るのを誘って中央に隙を作るか、あるいは中村憲剛が中央で動いてマークを外すか…などシンプルにプレーするだけで崩すことが可能であった。さらには日本代表初先発となったハーフナー・マイクの高さも、相手のマークの緩さや空中戦の弱さを利用する形で劇的な効果を表した。

試合開始から12分、先制点を奪取する。中央で基点を作って守備を絞らせたところで、右に出来たスペースに中村が流れてパスを引き出す。後ろに戻されたボールを駒野がサポートしてクロス。ハーフナーが合わせてネットを揺らし、ゴールラッシュの口火を切った。

18分には右サイドでのダイレクトのパス回しで崩し、中村のパスに岡崎が飛び出して2点目。35分に波状攻撃からクリアされたボールを駒野がミドルシュートに持ち込み3点目。さらに41分、左サイドのスペースに中村が開いて折り返し、ニアに飛び出した香川が右足アウトサイドでシュート。前半のうちに4得点を奪った。

後半開始直後にも駒野のクロスをハーフナーがヘディングで合わせて5点目。56分にはこの日MVPとも言える精力的なプレーを見せた中村憲剛が長友からのパスを受けてシュート、ゴール右隅に決めて6点目をゲット。

68分には右サイドでコーナーキックからのこぼれ球を拾った香川が、角度のないところから直接逆サイドネットに決める鮮やかなシュートを見せて7点目。最後は74分、岡崎がヘディングで8点目をあげ、試合を締めくくった。

終盤は藤本をトップ下起用してテストするなどで攻撃のバランスを崩したが、タジキスタンの勢いのなさにも助けられて無失点で終えることに成功した。

スタジアムに詰めかけていたサポーターは楽しめただろう。不調が続いている香川も、2得点と結果を出したことで復調の切っ掛けに出来るかもしれない。新戦力ハーフナーも武器になることを証明。相手の弱さもあってあまり課題を見いだすような試合にはならなかったが、間違いなく収穫があった90分だった。

(筆:Qoly編集部 K)

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