イングランドのクラブチームや代表、各国の強豪クラブで指揮を執った、“サー・ボビー"ことボビー・ロブソン元監督。その人柄から多くのサッカー関係者やファンに愛された彼だが、2009年7月31日、がんとの闘病の末に惜しまれつつこの世を去った。
その彼の名前を冠した、「Sir Bobby's Breakthrough Auction」というチャリティーオークションが本日、10月8日より始まっている。収益金は、がんの早期発見や治療を目的として設立された「ボビー・ロブソン財団」への寄付や乳がん啓発のために使われるとのことで、“サー・ボビー"に縁のある団体や人物などから130点以上の夢のような権利、あるいは品物が提供された。その一部を紹介したい。
■ イングランド・プロフットボーラー協会(PFA): 来年4月のPFA授賞式にVIPとして出席
■ バルセロナ&グアルディオラ監督: バルサの練習に参加
■ マンU&ファーガソン監督: 来年1月のボルトン戦のVIPチケット
■ カペッロ監督&FA: 来年2月、イングランド代表の練習に参加
■ チェルシー: “サー・ボビー"がプリントされたユニフォームをヴィラス=ボアス監督がプレゼント
■ エリクソン監督&レスター: 試合後にエリクソン監督らとスタジアムで一杯かわす
■ モウリーニョ監督: 2010年のFIFAバロンドール最優秀監督賞のトロフィー
などなど。他にもサッカー界に限らず多くの企業や団体、人物が協力しており、まさに「ブレイクスルー」の名に相応しい。オンライン上で行われている今回のオークションは、23日まで開催中。詳しくは公式サイト(Sir Bobby's Breakthrough Auction and Ball)の方で確認していただきたい。
“サー・ボビー"のおかげで今があるといっても過言ではないモウリーニョ監督。
恩師のために惜しげもなくトロフィーを提供した。
(筆:Qoly編集部 O)