マンチェスター・ユナイテッドはインテルのMFヴェスリー・スナイデルの獲得を諦めていない模様だ。

スナイデルの去就は今週最もヒートアップした移籍話であったが、先日サー・アレックス・ファーガソン監督が「興味がない」と語った事で沈静化したかに思われた。しかし、ユナイテッドは財務関係のエキスパートに相談しており、オランダ代表MFの獲得を諦めていない事がわかった。

『Sunday Mirror』によれば、スナイデルの代理人のセーレン・レアビーは4月2日にロンドンに飛び、ユナイテッドの関係者と会ったという。取引は現在も継続しているが、27歳のスナイデルはインテルから週給25万ポンドを受け取っており、ベストな財務的な解決策を目指して交渉が続けられており、イングランドとヨーロッパの税務のエキスパートが相談を受けているという。ユナイテッド側はスナイデルのサラリーを認識しているが、オールド・トラフォードにはヒエラルキーがあり、スナイデルの現在のサラリーはユナイテッドを躊躇させる要因となっている。また、ユナイテッドとしては選手の要求とインテルが望む移籍金を共に満足させる余裕がない。

なお、インテルは依然としてスナイデルを残留させたいと表明しているが、既にユナイテッドのオファーを受け入れているとも言われており、ユナイテッドは交渉の最終局面における駆け引きを心よく思っていない様だ。

関係者筋によれば、「こういった取引は最初から難しくなってしまうものだ。だが、双方が全てを解決する為に明確な意思を持っている」と語り、「移籍が実現するかは誰にもわからない。長い長い道のりだが、誰も諦めていないよ」と語ったという。


Qolyでも度々取り上げてきたスナイデルの移籍問題だが、移籍交渉が現在も継続している様だ。勿論、イングランド側からのプロモーションと考える事も可能だ。インテルとしては「絶対に手放せない選手」ではなく、「相応の対価であれば放出してもいい選手」としてスナイデルの市場価値を見積もっているのは間違いないだろう。移籍が起きるかどうかは、ユナイテッド側がインテル、スナイデルの条件をにどれだけ接近できるか次第ではあるが、ユナイテッドはトッテナムのMFルカ・モドリッチにも接近しており、モドリッチの獲得が決まれば自然消滅するのは間違いない。

(筆:Qoly編集部 N)

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