今週最も世間を騒がせたインテルMFウェズリー・スナイデルのマンチェスター・ユナイテッド移籍の噂だが、マンチェスター・ユナイテッドのサー・アレックス・ファーガソン監督は同選手への関心を否定した。『Daily Mirror』のオンライン版が報じている。
オールド・トラフォードのボスは「本当に興味がない」と移籍が噂されてきたスナイデルとの契約を否定した。スナイデル移籍の噂は、ファーガソン監督が引退したポール・スコールズの後継者として彼の獲得を検討しているという情報が発端だった。シーズン中から噂されてきた移籍ゴシップは今週に入ると急展開。ユナイテッドのFWフェデリコ・マケーダがTwitterでスナイデルの移籍を示唆(後に削除して逆ギレ)し、さらには両クラブが移籍金で合意したと報じられた事で移籍が近いと言われてきたが、監督本人の否定により移籍の可能性は減退したと言って良いだろう。
そう語るファーガソン監督はこれまでにもユナイテッドがワールドクラスの選手の移籍、引退を乗り越えてきた事を挙げ、「最終的には良くなる」と語っている。
移籍必至と言われた中での状況変化はスナイデルの給与とインテルへ支払う移籍金が問題ではないかと思われる。スナイデルの現在給与は週給19万ポンドだが、ユナイテッドに対してインテルでの給与と同じ週給25万ポンドを希望しているという。ユナイテッドは昨年ルーニーの移籍問題で揺れた際、ルーニーと週給22万ポンドで合意している上、ユナイテッド最高給の保証を行っている為、スナイデルがルーニーを上回る給与を得る場合ルーニーの契約を見直さねばならないからだ。また、インテルと合意したという4000万ユーロという移籍金も27歳のMFを獲得する金額としては高額であると言われている。
(筆:Qoly編集部 N)
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