グループB | |||||||||||||||||||
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順位 | 国名 | 勝ち点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||||||||||
1 | ブラジル | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 6 | 4 | +2 | 決勝Tへ | |||||||||
2 | ベネズエラ | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 4 | 3 | +1 | 決勝Tへ | |||||||||
3 | パラグアイ | 3 | 3 | 0 | 3 | 0 | 5 | 5 | 0 | 決勝Tへ | |||||||||
4 | エクアドル | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 2 | 5 | -3 | 敗退 | |||||||||
2011/07/03 | 16:00 | ブラジル | 0-0 | ベネズエラ |
2011/07/03 | 18:30 | パラグアイ | 0-0 | エクアドル |
2011/07/09 | 16:00 | ブラジル | 2-2 | パラグアイ |
2011/07/09 | 18:30 | ベネズエラ | 1-0 | エクアドル |
2011/07/13 | 19:15 | パラグアイ | 3-3 | ベネズエラ |
2011/07/13 | 21:45 | ブラジル | 4-2 | エクアドル |
優勝候補ブラジルが苦しみながらも首位通過。守備をベースにしながらも臨機応変な戦いを見せたベネズエラが2位、3引き分けのパラグアイが得失点差により、3位で決勝トーナメント進出を果たした。
ブラジル
手堅いサッカーを展開したドゥンガ体制とは一線を画し、今大会の目玉である新カルテット(ロビーニョ、パト、ガンソ、ネイマール)の同時併用で臨んだメネゼス体制のブラジル。しかし、ベネズエラ戦では序盤こそ押し込んだものの、尻すぼみに終わりスコアレス。パラグアイ戦ではロスタイムのフレッジのゴールでなんとか追い付いたが、アルゼンチン同様、崖っぷちまで追い込まれた。それでも、エクアドル戦では2度追い付かれる重苦しい雰囲気のなか、後半、ようやく攻撃陣が爆発。一番最後に決勝トーナメント行きの切符を手にしたが、終わってみれば首位での通過となった。病み上がりのガンソ、代表経験の浅いネイマールなどの不安材料に加え、近代的ではないカルテットの同時起用、個人の閃きに頼った古典的なスタイルを疑問視する声は依然として根強いが、連携は確実に深まっており、また、ダニエウ・アウヴェスにポジションを奪われていたマイコンのエクアドル戦での“怪物っぷり”は見事の一言。一方でボランチと最終ラインの連携の悪さ、エクアドル戦で2失点の原因となったジュリオ・セーザルの精神状態は気になるところだ。
目立った選手:マイコン
ベネズエラ
2大会連続2度目の決勝トーナメント進出を決めたベネズエラ。しかし、前回大会は開催国であり、その価値は全く違うものだろう。ブラジル戦の序盤は守備面でややルーズであったが引き分けに持ち込むと、エクアドル戦では最少得点差で手堅く勝利。一方でパラグアイ戦ではセットプレーから3失点を喫し、一時は2点のリードを許しながら、試合終了間際での2ゴールで追い付く攻撃面での粘り強さも見せた。特に同点弾はセットプレーにGKベガが上がり、ヘディングでのアシストを記録したものである。決勝トーナメントでぶつかるチリは難敵だが、チーム状態、また精神状態は非常に良く、初のベスト4入りは決して夢ではない。そのためにはここまでやや元気のないアランゴの復調も鍵となるだろう。
目立った選手:ベガ、ロンドン
パラグアイ
昨年のW杯でベスト8に進出したメンバーとほぼ同じメンバーで大会に臨んだパラグアイだったが、初戦のスコアレス以降、ブラジル戦、ベネズエラ戦とリードしながらロスタイムに追い付かれ、3試合連続引き分け。最終的に一番下の成績で決勝トーナメント進出となり、準々決勝でブラジルと対戦することになってしまった。決して内容としては悪くなかったが、試合終盤に伝統の守備の固さが崩れたところは心配な点。何より精神的な面での立ち直りを短期間で要求されることになる。ベネズエラ戦で前半に負傷したサンタクルスの状態も気掛かりだ。
目立った選手:エスティガリビア
エクアドル
大会前の親善試合から調子が上がらず、ルエダ監督の手腕が疑問視されていたエクアドルは、初戦でのアントニオ・バレンシアの負傷も響き、良いところなく敗退となった。本来、エクアドルといえば家族的な一体感が持ち味でありながら、この大会では選手の気持ちがバラバラ。2戦目の終了後にはチーム内での衝突も伝えられた。守備面ではそれなりに守っていたが、攻撃全体に推進力がなく、カイセド、ベニテスらの個人任せでほとんどチャンスなし。メンデスの衰えも否めなかった。ブラジル戦ではカイセドの個の力により大会初ゴールを記録したが、安定していた守備は“新カルテット”に無残に破壊された。失望ばかりで収穫らしい収穫がなく、ルエダ監督の去就問題に発展するのは間違いない。
目立った選手:カイセド
(筆:Qoly編集部 H)
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