グループA | |||||||||||||||||||
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順位 | 国名 | 勝ち点 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 得失差 | ||||||||||
1 | コロンビア | 7 | 3 | 2 | 1 | 0 | 3 | 0 | +3 | 決勝Tへ | |||||||||
2 | アルゼンチン | 5 | 3 | 1 | 2 | 0 | 4 | 1 | +3 | 決勝Tへ | |||||||||
3 | コスタリカ | 3 | 3 | 1 | 0 | 2 | 2 | 4 | -2 | 敗退 | |||||||||
4 | ボリビア | 1 | 3 | 0 | 1 | 2 | 1 | 5 | -4 | 敗退 | |||||||||
2011/07/01 | 21:45 | アルゼンチン | 1-1 | ボリビア |
2011/07/02 | 15:30 | コロンビア | 1-0 | コスタリカ |
2011/07/06 | 21:45 | アルゼンチン | 0-0 | コロンビア |
2011/07/07 | 19:45 | ボリビア | 0-2 | コスタリカ |
2011/07/10 | 16:00 | コロンビア | 2-0 | ボリビア |
2011/07/11 | 21:45 | アルゼンチン | 3-0 | コスタリカ |
日程から開催地まで全てが開催国アルゼンチン有利に作成されながら、コロンビアが首位通過。アルゼンチンは最終節になんとか2位通過を決めた。
コロンビア
エルナン・ダリオ・ゴメス監督らしい、整備された確実な守備からのシュートカウンターで今大会唯一、グループリーグを無失点で通過したコロンビア。ペレア、ジェペスの経験豊富なセンターバックに、イタリアで活躍するスニガ、アルメロの超人サイドバックが揃う最終ラインは世界でも屈指。大会直前、守護神オスピナが鼻骨骨折により離脱するアクシデントに見舞われたが、代役のマルティネスは安定したプレーは見せている。一方で得点は僅かに3。初戦のコスタリカ戦はなかなか噛み合わず1人少ない相手に1ゴール。チャンスを創出しながらアルゼンチン戦はスコアレスドローに終わり、長年、悩まされてきた決定力不足が解消されたとは言い難いが、ボリビア戦でのエース・ファルカオの2得点は明るい材料。更に今大会は先発から外れているロダジェガがジョーカーとして機能するようであれば、2001年以来2度目のコパ・アメリカ優勝も見えてくるはずだ。
目立った選手:アルメロ、グアリン
アルゼンチン
優勝候補の開催国アルゼンチンは苦しんだ。ボリビア戦、コロンビア戦と“バルセロナ仕様”が機能せず引き分けたが、アグエロのスーパーゴールとGKロメロの好セーブがなければどちらも敗れていてもおかしくなかった試合である。存在感を示せなかったメッシには国内全土から容赦ない批判が集中し、チーム内での内紛を報じられ、一部では敗退の瀬戸際に追い込まれたバティスタ監督を解任してディエゴ・マラドーナを呼び戻せ、という突飛な声まであがった。しかし、バティスタ監督はコスタリカ戦でテベス、ラベッシらを外し、中盤から前をリーガ・エスパニョーラでプレーする6人へと変更。これが結果的に功を奏し、3-0で快勝。すると国内では一転してメッシへの称賛が吹き荒れ、再び優勝候補へ躍り出ている。このような批判と称賛は非常に安易ではあるが、苦しんだぶんだけ、決勝トーナメントでの戦いには否が応にも注目が集まるだろう。
目立った選手:ロメロ、アグエロ
コスタリカ
辞退した日本の代替として出場したコスタリカ。アルゼンチン戦で経験の差を露呈、大敗して3位となり、得失点差により敗退したがU-22代表+オーバーエイジの構成でのこの結果は健闘と言えるだろう。コロンビア戦でオーバーエイジとして参加し、10番を背負うブレネスの愚かな退場がなければ、との思いは残るが、ラボルペ監督らしい攻撃時と守備時に形をチェンジする難しい戦術を選手がよく理解していた。そして、ボリビア戦で2ゴールを記録し、この大会の“最大の発見”とも言える19歳ジョエル・キャンベルの将来が楽しみである。また、守護神アルバラードの辞退により1stGKに抜擢されたモレイラの活躍も目立った。
目立った選手:キャンベル、モレイラ
ボリビア
開幕ゲームとなったアルゼンチン戦ではキャプテン、ラルデスを中心とした粘り強い守備でアルゼンチンをあと一歩のところまで追い詰め、世界中を驚かせたボリビア。しかし、2戦目で勝ち点3を想定していたコスタリカに敗れ、勝利を求められたコロンビア戦で完敗。アルゼンチン戦での先制後、マルセロ・モレノがGKとの1vs1を決めていればまた違った状況になったのかもしれないが、結局、この試合でのセットプレーからの幸運なゴールによる1得点に留まり、自国開催で準優勝した1997年以来の勝利はまたもならなかった。それでも南米予選では高地ラパスという絶対的なホームアドバンテージを持つ彼らにとって、平地での引き分け狙いの戦いに関しては「一定のめど」が付いたと言えるのかもしれない。
目立った選手:ラルデス
(筆:Qoly編集部 H)
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