マンチェスター・シティは8日、ホームとするシティ・オブ・マンチェスターのネーミングライツをエティハド航空へ売却したと発表した。現地メディアによるとユニフォームスポンサーの延長なども含め、10年間で4億ポンドにも上る超巨額契約となったようだ(※契約金は公表されていないため、もっと低い数字を出しているメディアもある)。ただ、エティハド航空は、シティのオーナーであるシェイク・マンスール氏と繋がりの深いUAEのナショナルフラッグキャリアであることから、ファイナンシャル・フェアプレー制度を導入するUEFAは「クラブの収益を膨らませるための、制度に対する抜け道的なスポンサー契約」として調査に乗り出すとみられている。

そうした中、『arabianbusiness.com』は、これまでにサッカークラブが結んだスポンサー契約のトップ10をリストアップ。あくまで契約金のため単年に換算した場合は異なる順位となるが、“クラブの価値”を知る上では非常に興味深いランキングである。


10位: ミランとエミレーツ航空/Emirates Airline 8300万ドル(5年)

9位: レアル・マドリーとBwin 8800万ドル(3年)

8位: バイエルン・ミュンヘンとドイツテレコム/Deutsche Telekom 1億1500万ドル(3年)

7位: リヴァプールとスタンダードチャータード/Standard Chartered 1億3000万ドル(4年)

6位: アーセナルとエミレーツ航空/Emirates Airline 1億6000万ドル(15年)

5位: チェルシーとアディダス/adidas 1億6000万ドル(10年)

4位: バルセロナとナイキ/Nike 2億1000万ドル(5年)

3位: バルセロナとカタール財団/Qatar Foundation 2億3500万ドル(5年)

2位: ユヴェントスとタモイル/Tamoil 2億6500万ドル(10年)

1位: マンチェスター・ユナイテッドとナイキ/Nike 4億8600万ドル(13年)


晴れて1位に輝いたマンチェスター・ユナイテッドとNikeは現在、2015年以降の契約延長に向けて交渉中。新契約は、10年間で4億ポンド(6億4000万ドル)という、今回のシティの契約に匹敵するものになるだろうと伝えられている。

なお、2位のユヴェントスとTamoilの契約は2005年に結ばれたものだが、翌年発覚した「カルチョポリ」により2006-07シーズン限りで打ち切りとなった。

(筆:Qoly編集部 O)

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