15日のロリアン戦で痛恨の引き分けを喫し、この日試合のなかった首位リールとの勝ち点差を1しか詰められなかったマルセイユ。リーグ連覇に黄色信号が灯ったといえる状況であり、今晩行われるリール対ソショーではアウェイチームの奮闘を願いたいところだろう。
さて、ピッチの方では際どい戦いを続けている彼らだが、実はユニフォームにおいては、他の追随を許さないレベルで快進撃を続けている。もちろん15日に発表された新しいホーム、アウェイモデルも、その期待に違わぬものだった。
アンドレ=ピエール・ジニャック。
もはやオーラすら感じる、“ファッションリーダー”、マルセイユの2011-12モデル。
白に水色とゴールドの装飾が施されたホームモデルで目を引くのは、斜めに入ったグラデーション状の3本のライン。3本線といえばadidasの象徴だが、これはマルセイユがCLを制した1992-93シーズンの使用モデル(下写真)にヒントを得たもので、言われてみれば「なるほど!」と唸るデザイン。内側にプリントされたマルセイユ市の紋章も存在感抜群だ。
ロド・ファンニ。
一方、イタリアンブルーのアウェイモデルは、マルセイユ市、クラブ、サポーターなどのシンボルがストリートアートと融合した、グラフィティカルな一品。サブカラーにはゴールドが採用され、ともすればデザインに寄りすぎた印象を与えかねないシャツを上手くまとめ上げている。アディダスフランスのスタッフのセンスには脱帽するしかない。
(筆:Qoly編集部 O)