フットボールファンなら誰もが知っているであろう1995年クリスタル・パレス戦でのエリック・カントナのカンフーキック。

当時カントナの蹴りを受けたクリスタル・パレスファンのMatthew Simmonsは15年後の昨年8月にその立場を逆転させた。36歳になったSimmonsは息子がサッカーチームから外されたことに激昂し、チームの前監督を殴りつけたのだ。

チームから外された理由は父親があの事件の当事者だということが前監督のCooper氏の知るところになったからだそうで、30人の生徒がいる前でツバを吐きかけ、「カス野郎」と罵った挙句に顔面、腕、胸を殴打した。Cooper氏の鼻は血まみれになり、目の回りは黒くアザになった。

自衛のための行動だとするSimmons側の主張はキングストン刑事法院であえなく退けられた。懲役6ヶ月 執行猶予2年、コミュニティーでの150時間の無報酬労働という判決により刑務所入りは免れたが、被害者への補償として千ポンド、訴訟費用として2千ポンドの支払いも命じられた。

Hopmeier判事が言い表した「フーリガンのよう」な愚行について、キングのコメントも是非聞いてみたいところ。

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