イングランドの現地メディアは、リヴァプールの指揮官ケニー・ダルグリッシュがシーズン終了後に獲得を狙うと目されている最終候補3名を選出した。
一人は、アストン・ヴィラに所属するイングランド代表MFステュワート・ダウニング。ミラン・ヨヴァノヴィッチ、ジョー・コールが不発に終わったサイドの補強を重要視しているダルグリッシュは、評価を着実に上げているレフティーに白羽の矢を立てたようだ。その優れたスピードと高精度のキックを武器に、ドリブラー、クロッサーの両方で活躍できる彼の存在はチーム力をアップさせることは間違いないだろう。
そして、守備陣の強化にはバーミンガムで印象的なシーズンを過ごしているセンターバック、スコット・ダンをノミネート。ソティリオス・キルヤコス、ジェイミー・キャラガーが30歳を超え、ダニエル・アッガーが呪われてるかのような故障続きである以上、このポジションは急務だが、24歳とまだ将来性もある逸材の獲得には成功したいところだ。
最後に、ダルグリッシュが嘱望しているのはブラックプールの心臓部を司るチャーリー・アダム。チームは不安定ではあるが、彼が今季プレミアリーグの舞台で披露したパフォーマンスは特筆すべきもの。アストン・ヴィラ、トッテナムとの競合が予想されるが、スコットランド代表MFを招き入れることが出来れば、中盤のクオリティーアップは間違いないだろう。
この3名は、ネームバリューではワールドクラスとは決して言えないかもしれないが、今のリヴァプールにとって必要なのは名より実。彼らが加入してくれれば、熱きリヴァプールサポーターも強い期待感を持つのではないだろうか。
(筆:Qoly編集部 T)