ベルルスコーニ会長の「鶴の一声」で始まった、クリスティアーノ・ロナウドの移籍ゴシップだが、ミランはCR9を獲得する為にイブラヒモヴィッチを餌にするのではないかと噂されている。

ミランのベルルスコーニ会長が「スクデットを獲得したら、ロナウドの様なビッグネームを獲得したい」と発言した事に端を発したロナウドの移籍騒動。イタリアとスペインの移籍市場に詳しいFIFA公認代理人のエルネスト・ブロンゼッティ氏が噂を否定しているが、2008-2009シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ決勝に招待されていたベルルスコーニ会長が、決勝戦後の表彰式で当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたロナウドに親しげにハグをして耳打ちするなど、当時からベルルスコーニ会長がロナウドに興味を示していた事は事実である。

イブラとの交換説は、イタリアの『コッリエレ・デッロ・スポルト』が、「ミランがバルセロナから正式にイブラを買い取り次第、ロナウドとの交換に向かう」と報じているが、このニュースは先週末のフィオレンティーナ戦で出場停止処分明けのイブラが再度退場した事に対してベルルスコーニ会長が「お金を無駄遣いした」と発言した事に絡めての憶測である可能性が強いだろう。ミランはロナウドをサン・シーロへ連れてくるのであれば、年俸1500万ユーロを支払う事に前向きだと言われている。イブラが年俸1200万ユーロをもらっている事との比較論ではなかろうか。

イブラは今季バルセロナからミランに無償レンタル移籍中であり、正式な移籍には2400万ユーロが必要とされている。買い取り前提でのレンタルではあるが、ミランが獲得後にロナウドと交換するのであれば、バルセロナはイブラの売却を断る事もあると言われている。イブラとロナウドのダブル獲得を行うほどの財政力がミランにあるとは考えづらい。故に「イブラを買い取りを見送り、ロナウドを獲得する」という青写真も描いているかもしれない。

今回の記事は「憶測」「飛ばし」の可能性が強いが、ミランのベルルスコーニ会長はこれまでも「鶴の一声」で大物を一本釣りしてきた。今度の夏もミラニスタを喜ばす(黙らせる?)補強を見せつけるか今から注視したい所だ。

(筆:Qoly編集部 N)


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