サッカー界で再び事件が起きた。舞台はアフリカ・チャンピオンズリーグ。エジプトのザマレクとチュニジアのクラブ・アフリカンの試合中に観客がピッチになだれ込んだのである。

アウェーでの1stレグを2-4で落としていたホームのザマレク。2ndレグでは2点差以上での勝利が必須な中、オフサイドによりゴールを取り消された事にホームのサポーターが激怒。アルジェリア人のレフェリーに抗議するため、100人以上がピッチへなだれ込んだようだ。試合は公式に放棄され、クラブ・アフリカンの勝ち抜けが決まった。

エジプトとアルジェリアといえば浅からぬ因縁がある。2010年のワールドカップ南アフリカ大会において両チームは予選で激突。決着が付かず、中立地のスーダンでプレーオフが行われアルジェリアが勝利。敗戦に怒ったファンが、首都カイロのアルジェリア大使館近くで暴徒化した事件だ。今回の事件がW杯プレーオフの件を引きずっているかは定かではないが、全く無縁とは言い難いだろう。

(筆:Qoly編集部 N)


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