グループH最終節のスイス対ホンジュラス戦、スイスは勝ち上がるために2得点以上を挙げての勝利が必要とされた。立ち上がりからアグレッシブに攻めるスイスだったが、引いて守るホンジュラスの守備は堅い。特にセンターバック2枚とゴールキーパーのバジャダレスのパフォーマンスは抜群で、攻撃のバリエーションを欠くスイスは苦しむ。前半中頃まで膠着状態が続くが、徐々にアルバレスを中心としたホンジュラスのロングカウンターが鋭さを増し始める。

以降はお互いに持てる戦力を最大限に使いながら死に物狂いでノーガードでのカウンターの応酬を続けるも、ともにフィニッシュの部分で精度を欠いた。 結局両者死力を尽くして戦ったが、最終的にスコアレスドローに終わった。これによりスイスは1戦目でスペインを破る金星をあげながらも予選敗退。 ホンジュラスはこの試合、ワールドカップ初勝利をあげるチャンスでもあったが、こちらもあと一歩のところで届かずに終わった。

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