後編vol.1に引き続き、vol.2では、チャンピオンシップベストイレブンをGKからDF部門に範囲を絞って紹介。イングランドのフットボールファンであれば、一度は聞いたことがある名前ばかりかもしれないが、そうでない方にも是非とも彼らの存在は覚えて頂きたい。

リー・チャンプ
Lee Champ
GK
ノッティンガム・F所属
1984年8月22日生まれ
イングランド
183cm / 75kg


2002年にダービー・カウンティでデビュー。2004-2005シーズンからの2年間はレギュラーの座を掴み、昇格プレーオフ進出に貢献するも、その後は干されていたが、今季は大復活。

昨シーズンの19位から一気に3位に躍進したノッティンガム・フォレストを支えた元U21代表GK。ハイボールの処理に不安はあるが、反応が良く勇敢なプレーでチームを鼓舞し続けた。

ツꀀ

ちなみに、過去に「ダービー生まれダービー育ちで、ダービーを応援していたんだからフォレストには来づらかったんじゃ?」(この2チームは地元のライバル)という質問を受けたことがあるが、「獲りたいと言われたからイエスと即答した。それだけさ」と答えている。

アシュリー・ウィリアムズ
Ashley Williams
CB
スウォンジー所属
1984年8月23日生まれ
ウェールズ
183cm / 75kg


今シーズンのスウォンジーは得点数がリーグ最低(44試合で40点)ながら、卓越した守備のおかげで7位にランクイン。その中心がこのウィリアムズである。

マッチョでフィジカル勝負に強く、機動力も兼備。南アフリカW杯予選からウェールズ代表にも定着した。今や下部リーグ屈指のDFと見なされているが、16歳から19歳の頃には遊園地でウェイターのバイトをしながらノンリーグでプレーしていた苦労人。その後2003年にストックポートの入団し、キャプテンとしてチームのチャンピオンシップ昇格に貢献したことで注目された。

ツꀀ

クリス・ガンター
Chris Gunter
SB
ノッティンガム・F所属
1989年7月21日生まれ
ウェールズ
180cm / 71kg


同い年にも拘わらず、複数のメディアから「ネクスト・ギャレス・ベイル」と呼ばれていたのはイメージのなせる業か。今シーズン、トッテナムでブレイクを果たしたベイルに続き、クリス・ガンターも大きく飛躍した。彼の場合は、トッテナムから出たのが大正解だったのだが。

何度もタッチライン際を往復できる体力を武器に、攻撃参加で存在感を示す。フィジカルの弱さとクロスの精度が弱点だが、まだ20歳だけに改善は十分可能だ。


【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介