Chile
5
2-0
3-0
0
Russia
ルビオ
パベス
メデル
パベス
マルティネス
37'
48'
55'
68'
80+1'
得点者

前年の王者であるチリが2連勝を飾り決勝トーナメントへの進出を決めた。内容でも結果でもロシアを圧倒し、実力を見せつけた試合となった。

キックオフから僅か3分、裏に飛び出したルビオがヴァシンのファウルを誘い退場させると、数的優位になった瞬間に4-3-3のフォーメーションに変更し圧倒的にボールを支配して攻め立てた。しばらくは完全に引きこもるロシアに対して得点を奪えなかったものの、37分にホルケラの縦パスを受けたルビオが、ムニョスとワンツーで裏に飛び出すことに成功し、強烈なシュートを叩き込んで先制する。これでリズムを掴んだチリは後半に得点ラッシュ。49分にはメデルのフリーキックがキーパーに弾かれたあとのこぼれ球をメナが拾ってクロス、パベスがゴールに押し込み2点目。55分にも、カロカのスルーパスで右サイドを破ったトロからのクロスをメデルが決めた。68分には交代出場のカルバハルのクロスを、同じく入ったばかりのマルティネスがボレーでネットに突き刺した。そしてロスタイムにはとどめとばかりにウビラが強烈なミドルシュートを叩き込んで5点目。大差での勝利を決めた。

一方ロシアは、試合の序盤でセンターバックを失う厳しい展開であったとはいっても、ほとんどまともに反撃すら出来ない状態が続いた。さらに相変わらずセンターバックのミスも多く、完成度の低さは明らかであった。チャンスらしいチャンスといえば終盤にママエフのシュートが左ポストに当たった場面くらいであり、それもチリが大量得点で油断していなければ起こり得なかっただろう。17人しか帯同していない事実から見てもロシアが本気で挑んでいないのは明らかなのだが、それにしても今後に不安ばかりが残る内容であった。

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