France
4
2-1
2-0
1
Japan
ブルジョワ
グエイ(PK)
ビュタン
ブラヒミ
6'
33'
71'
73'
得点者
17'



菅沼




第1試合のコロンビアと同じく2連敗だけは避けなければならない立場である日本。しかし次の試合へのアプローチはコロンビアと違っていた。大きくスタメンを入れ替えた上で、狙ったサッカーは初戦とほぼ同じ。唯一大迫が入ったことでフォアチェックが少なくなり、前線にボールが収まるポイントが強化されたことだけが変化と言えた。

しかし大会への本気度が違うフランスに、日本は完全に研究されていた。最初に利用されてしまったのが、サイドバックが切り替え早く攻撃参加すること、かなりラインを上げてくること、かといって裏には強くないこと。カウンターで素早く放り込まれるスペースへのロングパスに対して、むしろ前節よりフォアチェックが乏しくなった日本はまさに無力であった。6分にベランダのロングパスをブルジョワに通され、早くも先制点を献上してしまう。さらにその直後には、キタンバラの飛び出しに対してキーパーの原がペナルティエリアの外に出て、放たれたシュートを手で止めてしまい退場となる。13分には登里の飛び出しからコーナーキックを奪い、菅沼のヘディングで同点に追いついてみせたが、32分にペナルティエリアの中で清水がベランダを倒しPKを献上、再びビハインドの状況となった。

この後一時は大迫、登里のキープ力を生かして日本が少し反撃する場面も見られたが、しかしフランスは48分、ピュジョルに代えてブラヒミをピッチに送り出してきた。これは「ボランチを外してウイングを入れる」という選択で、明らかに試合を決めにかかったものだ。このために日本はピエ、ブラヒミ、ビュタン、ドセヴィといったドリブラーの侵攻を止められず、どんどん押し込まれて一方的に攻め込まれる展開となり、71分、73分と連続で失点を重ねてしまう。そして結局1点も取り返すことは出来なかった。

これで日本は2連敗となり、グループリーグ敗退が決定。明後日行われる第3節でコロンビアと3位を争って戦うこととなる。

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