Chile
4
3-1
1-1
2
Qatar
ムノス
アバルカ
トロ
メデル
12'
14'
45'
67'
得点者
32'
55'


アル・ハイドス
ヤヒア



ディフェンディングチャンピオンであるチリが、コ・アドリアーンセ監督率いるカタールを破り初戦を飾った。

高い攻撃力を持つという特徴を活かし、キックオフ直後からチャンスを連続して作り出したチリは、12分に、カタールの高いラインの裏を突いたカウンターを成功させ、メデルが上げたクロスにムノスが合わせて先制点を奪取。さらに、14分にもメデルのコーナーキックをニアでルビオが触ってコースを変え、キーパーが弾いたところをキャプテンのアバルカがゴールに押し込んだ。

チリは決して守備は強いチームではない。3バックなのだが、弱点は献身的なメナとカロカがいる両サイドではなく、小柄なパベスが一人で残りがちな中央のエリアだ。特に受け身になると3バックが後ろに残りがちになるため、スペースが空いてしまう。2点をリードした後に守備を固めカウンターを狙う際、カタールの攻撃を許してしまったのはこの欠点が大きく影響していた。

しかし、その点で言えば、カタールの方がより大きな守備の弱点を抱えていた。序盤はチリのポゼッションを抑えるため最終ラインを上げてハイプレスを仕掛けたが、裏のスペースに何度もスルーパスを通されて崩壊。また個人個人の守備力も物足りず、マークを外すシーンが散見した。

そのため、カタールの攻撃もある程度は機能していたが、それ以上にチリのカウンターが効果的に働いた。その結果、カタールがアル・ハイドスの直接フリーキックとトロ、ラブリンの連携ミスから1点ずつ、チリがメデルのフリーキックからトロのヘディング、ジョルケラのロングパスからメデルのボレーで1点ずつを追加。

結局4-2というスコアで、チリが勝利を飾ることとなった。

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