2024年からポルトガル1部リーグのアロウカでプレーしている福井太智。
17歳にしてサガン鳥栖でプロ契約を結ぶと、2022年にはドイツの世界的強豪バイエルン・ミュンヘンに引き抜かれた。
2023年9月にバイエルンでトップデビューするも、ポルティモネンセを経て、アロウカへ移籍した。
21歳になった福井はアロウカの主力として活躍を続けており、トルコのトラブゾンスポルが獲得を熱望しているとも伝えられている。
その福井は、7日の第11節エストリウ戦に先発すると前半5分に先制ゴールをマーク。相手のクリアミスをダイレクトで蹴り込み、見事にネットを揺らした。
嬉しい今シーズン初ゴールとなったが、その5分後にまさかの展開が。
福井は自陣ペナルティエリア内で相手のクロスをスライディングでクリアしようとするも、ボールは味方ゴールに転がり込んでしまったのだ。
思わず顔をしかめた福井を味方選手がなぐさめていた。
ポルトガル紙『Zerozero』は、福井が味わった悲劇について、「一瞬で天国から地獄へ…」と伝えていた。同じ試合でゴールとオウンゴールを記録するのは稀だ。
試合はこの後、お互いに点を奪い合う壮絶な展開に。アロウカは後半29分に同点に追いつくも、後半41分に無念の失点を喫し、3-4で敗れている。