アルゼンチン代表MFロドリゴ・デ・パウルの行動が物議を醸している。

現在はアルゼンチン代表でもチームメイトのFWリオネル・メッシとともにMLS(アメリカ1部)のインテル・マイアミに所属するデ・パウル。

イギリスメディア『FourFourTwo』は6日、同選手がMLSプレーオフの間に、恋人であるアルゼンチン出身の歌手ティニのコンサートを観るために母国アルゼンチンへ2度帰国していたと報じた。

チームは現在、ナッシュビルとのMLSプレーオフ(3本勝負)の真っ只中で、先月25日に行われた第1戦ではマイアミが3-1で勝利したが、アウェイの第2戦は1-2で敗戦。8日に運命の第3戦が行われる。

この時期の個人的な事情の遠征は、クラブ内外に波紋を広げているという。

同メディアによると、デ・パウルの最初の帰国は第1戦と第2戦で行われ、現地ファンが撮影した映像でその姿が確認された。

さらに第2戦の敗戦直後にも、コロンビア人歌手のフアネスのパートナーが投稿した写真により、デ・パウルが再びブエノスアイレスでティニのイベントに参加している事実が明らかになった。

同メディアは「往復18時間におよぶ長距離移動が、選手にとってどれほど負担となるかは明白だ」と批判した。

マイアミのハビエル・マスチェラーノ監督は「オフの過ごし方に口を出すつもりはない」とコメントしたが、『FourFourTwo』は、「チームの中心選手が重要な決戦前に別大陸でパーティーに興じる姿は、MLSが揶揄される『引退リーグ批判』を再燃させる可能性がある」と指摘した。

また同メディアによると、デ・パウルがアトレティコ・マドリー在籍時代にも父の看病を理由に帰国するとチームに告げながら、恋人とマイアミで過ごしていたと報じられた前例もあるという。

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ナッシュビルとのプレーオフ第3戦を控える今、デ・パウルはピッチ上でその批判を打ち消すしかない。

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