今シーズンからデンマークの強豪コペンハーゲンでプレーする日本代表DF鈴木淳之介。
帝京大学可児高校時代は守備的MFだったが、湘南ベルマーレでセンターバックにコンバートされると大きく飛躍した。
卓越した身体能力を武器とした守備力と、ほぼ両利きといえる足元の技術を兼備。今年6月に日本代表デビューを果たすと、先月のブラジル代表戦でも確かなパフォーマンスを披露した。
昨シーズンのデンマーク王者であるコペンハーゲンでは、未経験だった右サイドバックでの起用に応え、活躍を見せている。
3日、鈴木はUEFAチャンピオンズリーグのトッテナム戦に向けた前日会見に登場。『Tipsbladet』によれば、その会見後にこう話していたそう。
「最も大きな変化のひとつは気候ですね。デンマークは故郷である日本よりもずっと寒いです。日本は湿度が高く、率直に言って、ここはとても寒いです。
(チームの戦術は通訳を通じて伝えられるが)大きな問題はないと思います。日常生活でのほうが少し難しいですね。
ピッチに立てば、簡単な英語を使えるのでコミュニケーションは問題ないんですが、普段の生活やチームメイトとの会話は全体的に難しいです。
(英語を習得するために)週に4~5回レッスンを受けているので、理解力とリスニングはかなりよくなりました。
次のステップは、よりうまく、より分かりやすく自分の考えを表現できるようになることです。それに取り組んでいます。
(プレーするポジションについては)日本では様々なポジションを経験してきましたが、ボールを前に運び、試合に絡めるポジションで最も貢献できると感じています」
近年は北欧も温暖化の影響で気温が上昇傾向にあるというが、2024年のコペンハーゲン年間平均気温は9度ほど。2020年までの30年間では、2月の平均気温は0.9度だったそう。
鈴木は、湘南で3バックの左を担当していたが、攻撃にも絡めるポジションがいいと感じているようだ。
同紙は「困難な時期にあるコペンハーゲンにとって、鈴木は数少ない希望の光のひとつ」と讃えている。ただ、4日に行われたトッテナム戦に鈴木は右SBとして出場するも、チームは0-4の完敗を喫した。