前田大然、旗手怜央、山田新、稲村隼翔の日本人4選手が所属するスコットランドの強豪セルティック。

リーグ5連覇を目指した今シーズンは、得点力不足を露呈するなど低調が続いており、先月28日にブレンダン・ロジャーズ監督が辞任した。

現在は、2000~2005年までセルティックを指揮した経験を持つ73歳のマーティン・オニールが暫定監督としてチームを率いている。

そうしたなか、セルティックは2日にリーグカップ準決勝で宿敵レンジャーズと対戦。

前田は右ウィングとして先発出場した。セルティックが前半25分に先制、レンジャーズは前半38分にMFが一発退場になるも、終盤の後半36分に同点に追いつき、試合は延長戦に突入。

その延長戦で2点を奪ったセルティックが3-1で勝利し、決勝進出を決めている。

前田は110分間プレー、旗手は後半26分から途中出場した(山田と稲村は欠場)。

昨シーズンは公式戦33ゴールと大活躍した前田は、この夏に移籍を志願したものの、セルティックがそれを認めず。

その影響から今シーズンは調子を崩しており、最近は負傷による離脱も余儀なくされていたが、この試合で復調の兆しを見せていたようだ。

現地サイトはこの日のパフォーマンスをこう評価していた。

『Glasgow World』「7点。怪我から復帰して右サイドに入ると電撃的なプレーを披露。何度もスピードでレンジャーズを翻弄した。先制点を奪えなかったのは不運。広いピッチを効果的に使い、肺が破裂しそうなほどの守備的貢献も見せた」

『67hailhail』「7点。再びベストコンディションを取り戻したようだ。走るのを止めず、相手DFにとっては悪夢のような存在だった」

『The Scottish Sun』「7点。右サイドから走り込み、開始早々から相手DFを苦しめた。強烈な右足シュートはGKにセーブされ、VARのオフサイド判定もあった。相手へのハイキックはイエローカードで警告」

前田は、持ち前の驚異的スプリントで守備でもチームに貢献していたようだ。昨シーズンのような活躍を再び見せることはできるだろうか。

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なお、セルティックは、マーティン・オニール体制になってから2連勝となった。

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