日本人選手たちもプレーするオランダ1部リーグ。
9月に行われたフェイエノールト戦で、AZのDFヴァウター・フースの行為が物議を醸すことになった。
試合中にフェイエノールトの上田綺世や渡辺剛の身体をつねったり、叩いたりしていたのだ。
21歳のフースは、これまでも同様の行為を繰り返しており、元オランダ代表FWピエール・ファンホーイドンクは、「最も卑怯な選手。あのつねりは勝利へのメンタリティとは全く関係がない。まるで馬鹿みたいに振る舞っている」などと酷評した。
そのフースが主審から突き飛ばされるシーンが話題になっている。それが起きたのは2日に行われたスパルタ・ロッテルダム戦。
後半35分、スパルタボールのコーナーキックの場面でフースは相手選手との引っ張り合いを続けていた。すると、ダニー・マッケリー主審は試合を止め、フースを手で突き飛ばしたのだ。審判が選手に対してこのような行動に出るのは、非常に稀。
『Sportnieuws.nl』は、このシーンについてこう伝えていた。
「激怒した審判、フースに完全にキレる。物議を醸すDFが厳しく叱責される。
フースは現在、オランダで最も話題のサッカー選手のひとりだ。挑発的な態度と非スポーツマンシップな行動で大きな波紋を広げている。日曜日もまた彼はやりすぎた挙句、審判から激しく叱責された。
我慢の限界に達した主審は、怒りながらフースに近づいた。主審は大声で怒鳴りながらDFを押すと、躊躇なくイエローカードを提示した。
この出来事は、フースが関わる事件のリストにまた追加されるものだ。アナリストたちは彼の行動を『病的』と表現し、何度も非難の声を上げている」
AZには毎熊晟矢が所属しており、フースは日本人の同僚でもある。
この試合に1-0で勝利したAZは、6日にUEFAカンファレンスリーグで鎌田大地が所属するクリスタル・パレスと対戦する。