今シーズンからデンマークの強豪コペンハーゲンでプレーする日本代表DF鈴木淳之介。
今年6月に代表デビューを果たすと、夏にはJ1の湘南ベルマーレから北欧への移籍を決断した。
もともとは守備的MFだったが、プロ入り後にセンターバックにコンバートされるとブレイク。
先月のブラジル代表戦では18歳の神童エステヴァン相手に対人プレーの強さを見せつけるなど勢いに乗っている22歳のディフェンダーだ。
コペンハーゲンでは怪我人の影響で、未経験だった右サイドバックとして起用されると活躍を続けている。
1日のFCフレデリシア戦でも右サイドバックとして出場すると、後半32分には移籍後初ゴールを叩き出し、3-2の勝利に貢献。またしても、ファン投票によるマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
『TV2』は、「危機にあるコペンハーゲンに明るい材料があるとすれば、鈴木は間違いなくそのひとつ」と指摘。ヤコブ・ネエストルップ監督も鈴木について賞賛を惜しまなかったという。
「彼はとても知的な選手だ。
加入して最初の2か月間は足首の負傷で離脱していた。英語は一言も話せない。東京からコペンハーゲンまでは遠いし、家族からも離れている。
それでも、彼はとても強い人間関係を築き、非常に優れた戦術的理解力を持ってプレーしている。今後数シーズンにわたって、コペンハーゲンで彼(の活躍)を楽しめるだろう」
昨シーズンの王者でもあるコペンハーゲンは、デンマーク1部リーグで最多となる16度の優勝を誇る強豪。
ただ、今シーズンはリーグ14試合で7勝4分3敗の4位と不安定な戦いを続けている。そのなかで鈴木は光明といえる存在になっているとのこと。
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鈴木は身長180cmほどながら対人の強さは抜群で、ほぼ両利きで足元の技術にも優れる。このまま右サイドバックとしての地位を確立することになるのだろうか。